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ドラゴン堀江 第3巻 堀江と受験者の初面談! 2018年11月20日放送

第3巻:爆弾発言連発!堀江と受験者の初面談!「東大の競争率は意外に低い!」
27分6.4k視聴2018年11月20日放送

ドラゴン堀江 第3回放送分 URL ⇒ https://abema.tv/video/episode/90-1175_s1_p3

【第3巻 フル】堀江が全国の受験生に挑戦状…爆弾発言を連続投下!「東大の競争率は意外に低い」新たな”堀江メソッド”&最強数学講師の高速学習による問題解説も限定公開『ドラゴン堀江』火曜よる11時放送

(4:30~) 単語覚えたら英語のめっちゃ問題解けるようになるから超気持ちいいよ。俺も一カ月で、一カ月半くらいで単語2000個くらい全部覚えたんだけど、途中から気持ちよくなってきた。点がスゲー伸びてくるから。
単語やったら絶対、全然もう、見てる世界が変わる。とにかく英語だよ。 (英語は何します?単語?)僕は単語だと思っていて、ホリタンを暗記して、ここで、今から全部言えるっていう。

(5:49)ホリタン英単語約5000個記載 目安 一週間で1100個 現状 一週間で100個

(10:28)センター試験なんてただのテクニックだから。これもう、テクニックなんで。絶対、マニュアル通りにやれば絶対に取れる。足切りくらいをクリアする点は、あなたたちは。ポテンシャルはあるの。だけど学校の先生たちはテクニックのこととか絶対に言わないわけ。教育者ってそういう人たちだから。教育者ってのは、そういうことをよしとしていない。受験はテクニックなんだよって、彼らは思想として言いたくないわけ。言いたくない人たちが先生になっているから。理想がすごく高いんで、なにか、美しく正々堂々とど真ん中から東大にうかりなさいというひとたちだから。俺のいうことなんて、ずるいというわけ。あなたたちは馬鹿をみてる。俺は途中で気づいて、あ、これはテクニックだと。それは僕たちが伝授するんで。僕たちはただのテクニックだと思っているから。センター試験なんかもう完全にテクニックだから。

(12:51~)2018年東大入試数学 ラジアンの定義。 たくみ先生の解説。(13:16~)

東大の競争率について

(15:16~)

わちみなみ

(17:15~)センター試験の数学は絶対取れるの200点。

(19:58~)まんが「日本の歴史」を読んでください。通読してまず流れを。

東大受験を志すことについて

(24:20~)最後はメンタルだから。地方の一流高校でなくて普通の高校のトップのやつは全員うかるの。学力的には。受けないだけで。まず進路指導の先生が、「東大受ける」って言ったら、「いやぁ、君は九州大学にしときなさい」とかいうわけ。(だいたい先生が東大のことわかってないですから) そう、だってそいつ東大行ってないもん。

ほりえもんがセンター試験の過去問を解いた結果

国語:200点満点中 86点

数学:数学I・A 100点満点中16点 数学II・B 100点満点中0点

この時点で、センター試験まであと60日!

 

いやぁ、これは無理でしょ。いくらなんでも。ほりもんはセンター試験の数学は200点満点を取れると豪語していました。実際、東大合格者どころか、国公立の地方大を受ける人で文系の人であっても200点を取る人は珍しくないです。センター試験の数学はそういうものです。しかし、東大の二次試験はセンター試験とは天と地ほどの違いがあるでしょう。ホリエモン以下、面倒を見ている受験生が3人とも惨敗するのは目に見えています。センター試験はテクニックとか薄っぺらい発現をしているのを聞いて結構驚きました。そりゃないでしょう。テクニックとか言ってないで、まっとうな勉強をするほうが近道だと思います。

ドラゴン堀江  第2巻:東大合格が近づく!

2018年11月6日が第1回の放送だった「ドラゴン堀江」ですが、その週間は無料で視聴できるようですので、第2巻を視聴してみます。

ドラゴン堀江  第2巻:東大合格が近づく!「堀江メソッド」により、たったの1週間で点数倍増も!27分 AbemaTV 2018年11月13日放送 

くすぶっている芸能人12人が応募してきて、センター試験過去問で3人に絞られました。鬼サンダー オバンドー吉川(25歳)、早稲田中退の最強文系芸人TAWASHI(31歳)、明治卒Hカップのグラビア才女わちみなみ(23歳)の3人です。堀江自身もそうですが、みんなの現在の学力がいまいちのため、「ギリですよ。」という弱音も堀江からはかれました。

国語、英語、数学の3教科をとりあえず鍛えようという方針のようです。ちなみにドラゴン堀江といいますが、直接の指導を行うのは、ドラゴン堀江講師として抜擢されたおおしまさん。現役の東大大学院生で、家庭教師としても働いているそう。おおしま講師とほりえもんがこの3人の受験生の学力を分析していきます。オバンドー吉川さんは数学は得意で他が弱いようです。TAWASHIさんとわちみなみさんは数学が極端に弱いようです。数学対策として、特別に講師が投入されるそうです。

仕事よりも受験勉強を優先できる人ということで応募者が集められたはずですが、わちみなみさんはグラビアアイドルとして人気なのか勉強時間は5~6時間しか確保できていない模様。

勉強の仕方がわからない

(11:53~)今回2回目の番組のはずですが最初の10分くらいは1回目のおさらいみたいな映像でした。ようやく新しい内容になってきたようです。わちさん、「過去問解くだけじゃダメだと思うんで、勉強の仕方を決めなきゃ絶対に間に合わない。勉強の仕方がわからに。」と言って悩んでいます。もっともな悩みです。正しい勉強をしない限り、合格はおぼつかないでしょう。

3人の現在の実力

センター試験の過去問を受けた3人の現在の実力はこんな感じ。東大の足切りに合わないためには、8割~9割取らないとダメなんじゃないかと思いますが。

オバンドー吉川 TAWASHI わちみなみ
国語200点 72点 126点 92点
英語200点 99点 151点 149点
数学200点 166点 55点 49点
社会100点 57点 96点 100点
理科100点 74点 39点 39点
合計900点 468点 467点 429点

ここで授けられるのが「堀江メソッド」。というか、参考書を指定したわけですが、

マドンナ古文単語 荻野文子 著 学研 パワーアップ版

が受験生に渡されました。この本、確かに説明がわかりやすいです。頭に入りやすい説明といいましょうか。

英語に関しては、堀江式英単語「ホリタン」が手渡されました。これはマイナーな本のようで、インタビューを受けた東大生はみんなこの本のことを知りませんでした。本を見せられて中身をパラパラとめくった東大生たちは、「普通の単語帳かな。」「私は使わないかな。」という反応。

ほりえもんは40日で5000語を覚えたのだそうです。超人的に思えますが、これをみんなにできるというのでしょうか?ほりえもんいわく、「丸暗記です。」丸暗記で1日20ページ単語帳を覚えろと言っています。これはどうなのかなあ。単語帳の暗記って、言うほど簡単ではありません。自分は受験当時全く単語帳を使いませんでした。英語の長文を読んでいて知らない単語が出てきたら紙の辞書を引いて、自分の単語ノートにちまちまと書き出していくということをやっていました。結果的に自分のノートが単語帳ということになったわけです。最近だと英検1級の単語帳を勉強してみましたが、覚えられない、覚えられない。英検1級の筆記試験の第1問は単語テスト25問ですが、ここに出題される単語のレベルは極めて難しいと思います。ジャパンタイムズの「出る順」単語帳をやりましたが、1ページに10個単語が並んでいて、10個中8個から9個は知らない単語で、これが本当に頭に入りませんでした。知らない英単語とその訳のられるというのは、なかなか頭には入っていかないものです。その瞬間の数分は覚えていても、翌日にはきれいさっぱり忘れています。「堀江メソッド」の英単語は「丸暗記」には、自分は異を唱えたいと思います。英単語は文の中で覚えるのが基本中の基本です。遠回りのようでいてその方が近道なのです。

そもそも英語が苦手な人は、「まず単語」というのは非常によく聞くセリフです。自分はそこからして違うのではないかと思っています。自分なら、「まず文法」と言いたいです。英語ができない人は単語力もないのですが、同時に、文法、構文の理解がないことがほとんどです。単語をどれだけ増やしても英文を正しく読むことはできません。「英語はまず単語」というアプローチで本当に東大に合格できた人がいるのだとしたら自分としてはかなりの驚きです。

数学に関しては、ドラゴン堀江が投入したのは、YOUTUBEで物理や数学を教えている講師、たくみさんでした。ドラゴン堀江第2回動画19分27秒から、2018年度数IA第4問(2)を題材として、たくみ講師が実際に整数問題(不定方程式 変数の数が式の数よりも多い)をどうやって解くのかを解説しています。

  • 144   x –  7  y   = 1
  • 144 *2 – 7*41 = 1 を見つけて両辺を引き算。すると、

144(x-2) = 7(y-41)  なんのこっちゃよくわかりません。

センターの過去問のウェブサイトを見てみます。

2018年 センター数学IA 第4問

(2) 不定方程式
144x – 7y = 1
の整数解 x , y の中で、 x の絶対値が最小になるのは
x =  カ  , y =  キク
であり、すべての整数解は、 k を整数として
x =  ケ  k +  カ  , y =  コサシ  k +  キク
と表される。

という問題でした。センター試験って難しいんですね。この問題を見てもどうやって解くのか全く想像もつきません。日本の高校生って実は凄いことをやってるんですね。わちみなみさんは、この解説を聞いて「基本的なことを思い出せた。」と言っているので、もともと相当勉強ができた人なんじゃないかと思います。

たくみ講師のYOUTUBEチャンネル「ヨビノリ」はこちら。

予備校のノリで学ぶ「大学の数学・物理」

高校の数学だけでなく、大学の数学も講義しているんですね。

堀江メソッドで一週間勉強した効果

国語、英語、数学を堀江メソッドで一週間特訓した結果はいかに?

オバンドー吉川 TAWASHI わちみなみ
国語200点 72点⇒143点 126点⇒200点 92点⇒160点
英語200点 99点⇒107点 151点⇒171点 149点⇒168点
数学200点 166点⇒198点 55点⇒90点 49点⇒70点
社会100点 57点 96点 100点
理科100点 74点 39点 39点
合計900点 468点 467点 429点

オバンドーさん(立教大数学科卒)は国語が劇的に上がりました。英語は効果なし。数学もアップしています。TAWASHIさん(早稲田大学中退)は3科目ともすごい伸びです。わちみなみさん(明治大学卒)ものきなみ成績がアップ。

んーん、なんだか3人とも受験のときの勉強の感覚を思い出しただけなんじゃないかと疑ってしまいます。本当に実力が伸びたといえるのでしょうか?3人とも受験の時には、これくらいの成績をセンター試験でとっていたんじゃないのかなあ。だとしたら、この番組を見ている高校生にはこの堀江メソッドは勧められないことになりますが。

ほりえもんと初対面

あれ、今まで会ってなかったの?と意外に思いましたが、この一週間の特訓で成果が出たところで、3人の受験生とホリエモンが初めて対面しました。

「センター試験なんてテクニックだから。」などとまた無責任な発言をしてます。受験生を惑わせるこういう発言は止めてほしい。センター試験は高校3年間の勉強を普通にこなしてきた高校生が解けるように出題されているものであって、テクニックを覚えて解くというのはあまりにもひどい言い方だと思います。ましてや東大合格を目指すのであれば、センター対策はそもそも不要なわけで2次試験の勉強をまっとうなやり方でやっていれば、極端な話、ぶっつけ本番で受けても問題がないはず。

4人が東大模試に挑む

ドラゴン堀江第2回の最後は4人が東大模試に挑みましたというところで終わりました。東大模試の結果は次回だそうです。まあ普通に考えてこの状態で4人受けたら4人とも悲惨な点数にしかならないでしょう。

 

参考

  1.  【ユークリッドの互除法】やり方&証明を解説!センター試験にも役立つ!
    2017/04/27 STUDYPLUS

 

東大生が教える一番お勧めな参考書 数学・英語編

ゆきりぬさん(チャンネル登録者数 889,798人)が東大の五月祭に突撃レポートして、東大受験で一番訳にたった英語と数学の参考書、問題集を質問する企画の動画がありましたので紹介しておきます。

たくさんの東大生が教える”一番オススメ”な参考書ランキング!【東大五月祭】

東大生が語るお勧めの受験参考書・問題集

一人目の東大生のお勧めは、

  • 数学:チャート式をやったあとで「1対1対応」
  • 英語:Z会の速読英単語

二人目、三人目の東大生女子のお勧め(2:10~)は二人とも一致していて、

  • 英語:VINTAGE
  • 数学:プラチカ

3人目の東大生のお勧め(2:24~)

  • 英語:ポレポレ
  • 数学:鉄緑回の過去問(40回分くらい掲載)高3の夏から解き始めた

4人目の東大生のお勧め(3:21~)

  • 漢文入門(東大でも使われている本)

お勧めの受験問題集ランキング

このリポートでは72名の東大生に質問したそうです。その結果得られたランキングはというと、

数学部門

  • 第1位 大学への数学 1対1対応の演習 (74票中18票)
  • 第2位 青チャート (74票中12票)
  • 第3位 東大数学で1点でも多く取る方法 安田亨 著 東京出版 (74票中9票)
  • 第4位 プラチカ(7票)、赤本(7票)
  • 第6位 FOCUS GOLD 啓林館、 河合出版 ハイレベル理系数学 (以下、割愛)

という結果でした。上位3つで、18+12+9=39票なので過半数を超えています。このあたりが定番の問題集ということのようですね。

英語部門

  • 第1位 鉄緑会 東大英単語熟語 鉄壁(72票中17票)
  • 第2位 赤本(過去問)(72票中12票)
  • 第3位 Z-KAI 速読英単語、ポレポレ 英文読解プロセス50、SYSTEM英単語必出2000語(駿台文庫) (72票中4票で、3つが同位)
  • 第6位 Next Stage、ターゲット、Vintage、キクタン (以下、割愛)

という結果でした。英語の場合は、単語帳、長文読解、文法、構文などカテゴリー別に知りたかったですね。

こうしてみてみると、意外とばらけているなあという印象です。各自がそれぞれ自分に合った問題集、自分の好みの問題集を選んで取り組んだということなのでしょう。良い参考書が多いので、どれでもよいからしっかりと取り組むことのほうが重要なのでしょう。「これなら自分でも続けられる」と思えるかどうか、その問題集が好きになって取り組めるかどうかも、重要です。どんなに良い本でも途中で頓挫してやり遂げられなければ意味がありません。

現役東大生たちが実践している合格のための勉強法 東大勉強研究会(著)フックマン社2008年

『現役東大生たちが実践している合格のための勉強法』という本を見かけたので中身を紹介したいと思います。目次だけ借りて、その内容を読んだ感想をつらつらと書き記します。

はじめに

この本は東大生100人にアンケートを取って、彼らがどうやって東大合格を勝ち取ったのかを紹介するという趣旨の本です。本書を読むに当たっての注意事項として、東大生がやっていたからと鵜呑みにするのでなく、なぜ東大合格者はその方法を採用したのか、という「なぜ」の部分を読者に理解してもらいたいと述べています。どんなテクニックでもそうですが、そのテクニックが効果を発揮する理由、原理原則が存在するわけですから、原理原則に則ってテクニックを考えれば、人によっては真逆のことが正解ということもあり得ます。表面的なことを真似するだけの、頭を使わない生き方は東大合格からほど遠いと言えるでしょう。著者らも、本書で紹介されていることを実践してみて、自分に合うことだけ取り入れて、自分に合うようにカスタマイズしてください、あくまで「参考書」としてお使いくださいと念を押しています。

第1章 大学合格のための「意欲力」

東大合格者の73%の人が事前に東大を見学に訪れていたそうです。オープンキャンパスに行くもよし、平日の雰囲気を知るもよしだと思います。東大に限りませんが、偏差値からイメージする大学と、実際に建物や学生が作り出している大学のイメージとはかなり隔たりがあることがあります。自分は現役のときに受験当日初めてその大学のキャンパスを訪れましたが、理系単科大学でしたが、そのあまりの殺風景さに愕然とした記憶があります。こんな地味な大学には来たくないなあと思い、受験に失敗して浪人したのちは別の総合大学にしました。

在学生の生の声を聴く機会を作るのは大事ですが、いまどきインターネットにもかなりの量の情報があります。本書で紹介されていたサイト2つ。

  • がんばれ国立大学受験生!! https://daigakujc.jp/ トップページにいきなり「今日の演習問題」があって、非常に実際的なサイトですね。I recently bought a coffee maker with a timer. It’s very convenient. Do you have (___) at home? のカッコの中に入る単語は何でしょう?じ
  • 受験生ネット http://www.jukensei.net/ 掲示板はスパムの書き込みだらけで荒れてますね。

東大の場合には、東大生が自らブログで受験ノウハウの情報を発信している人が多いのでそれも参考になります。

受験勉強は長いので区切りごとに小目標を立ててそれを達成したら、買いたいものを買う、おいしいものを食べる、デートするなど自分にご褒美をあげてモチベーションを維持したという話も紹介されていました。

第2章 大学合格のための「計画力」

さて、物事を成し遂げるためには計画を立てることが絶対に必要ですが、問題集の目次に目標とする期日だけ記入して満足してしまい実行できなかったという人も結構います。計画はいかに実行すべきなのでしょうか?

本書に紹介されていた面白いエピソードとして、目標を貼ることの効果がありました。「東大合格」とか、「定期テストで80点以上」とかのスローガンを部屋に張った生徒さん。思わぬ効果として、それまで「勉強しろ!」とうるさかった親が、それ以降は勉強しろとあまり言わなくなったんだそう。子供が勉強しようとしている態度が伝わって、言う必要がなくなったんですね。親が子供に勉強しろと文句をいうことほど、子どもからやる気を奪う行為はありません。ネットで見かけたことですが、東大合格者の共通点として、親が勉強しろといって文句を言ったり怒ったりしたことがない家庭だったということがあります。これは子供の東大合格を望むすべての親に知ってもらいたい事実です。

短期目標(1週間とか、1日とか)のTODOリスト作成も本書で勧められています。まあ社会人なら当たり前の話なのですが。高校生のときにTODOリストを作ろうと思ったことは自分はなかったです。こういう良い習慣は一生モノなのでお勧めいたします。長期目標をたてて、それに基づいて短期目標、今日、明日の目標とを立てるということが大切です。また、重要なこととして、目標が達成されなかったとしてもそこでへこまずに目標や計画を修正して実効性のあるものに適宜変更していくことです。本書では勉強した記録もつることを推奨していますが、実際に東大生のアンケートでは、勉強記録をつけたという人は少数派だったようです。社会人なら当たり前のことでしょうが、そこまでできなくても東大に合格することは可能ということでしょうか。

第3章 大学合格のための「集中力」

受験勉強に集中するための場所としては、自宅、学習室、ファミレス、図書館の自習室、などいろいろあると思います。それぞれ一長一短ありますので自分の好みで選べばよいのではないでしょうか。BGMについても本書でアンケート結果があって、これはちょっと驚きましたが、BGMありの人が過半数いました。ただしBGM肯定派と否定派の意見は激しく対立しているので、自分に合うほうを選ぶのがよいでしょう。ちなみに自分はBGMがあったとしても集中しはじめたらそれが聞こえなくなって気にならなくなります。なのでファミレスのような喧噪の中でも勉強できます。むしろ、多少の雑音があったほうがいいくらいかもしれません。

勉強に時間制限をつけるかということも本書で話題になっています。問題演習のときに時間を切ってやることは受験が近いときには有効というか当然そうすべきでしょう。しかしまだ高1、高2であれば時間無制限で、とにかく自分の頭を振り絞って自力で解けるかどうかにチャレンジするほうが勉強が面白く感じられるのではないでしょうか。また、生活習慣の確立のために時間を切るというのはありだと思います。何分勉強したら何分休憩しようみたいな。

第4章 合格のための「記憶力」

記憶を助けるための音読が推奨されています。英語などは当たり前のことですよね。書きながら覚えるということも実践した人が多いようです。しかし、英語のスペルなどは実際に書かずに指で紙面をなぞって覚えるほうが圧倒的に速いし効率的ということを東大合格者がYOUTUBEの動画(なんかのTV番組)で紹介していたのを見たことがありますので、その方法もお勧めだと思います。数学や物理などはそれこそ白紙に自分で書いて、解答をゼロから作り上げるという作業が当然必要になります。これは落とし穴だと思いますが、演習書の解答を読んで理解した気になっても、解答を伏せて、ゼロから自分で解答が書けるかというと多くの場合書けないはずです。試験当日はもちろん白い紙を渡されてそこに解答を書き記すことが要求されるわけですから、日頃から、数学や物理の問題の答えはきっちりと頭を使って解き進めてその内容を論理だてて書くという訓練を行う必要があります。指で書くという話は、本書でも先のページで紹介されていました。みながやっていることのようです。指で書くときに書かれた文字を当然イメージしているわけです。

記憶は定着させないと意味がありませんが、記憶を定着させるために必要なことが「復習」です。本書では、まずその日に学んだことはその日のうちに復習しましょうと勧めています。これは記憶の定着というよりも、理解できていたかどうかの確認じゃないかと思います。その後の復習のタイミングとしては、一週間後、一か月後とやるのが良いようです。まあ、忘れる寸前のタイミングが自分の場合にはいつかを自分で把握してそのタイミングで復習すると定着しやすいのではないでしょうか。

新しいことを記憶するためには、その新しいこととそれに関するすでに記憶の中にある古いこととを関連させる作業なのではないかと自分は思います。そこで有効なのが、語呂合わせによる記憶です。まあこの場合はナンセンスな組み合わせなのですが、とりあえず覚えなきゃいけないものが頭に入ります。東大合格者も多くの人が語呂合わせ愛好家だったようです。『ゴロで覚える古文単語ゴロ565』が人気だったとか。

暗記をたすけるアイデアとして本書では、「情報の一元化」を挙げています。つまり、メインの一冊として教科書なら教科書と決めて、そこに足りない情報は、参考書その他の内容を、教科書に書き込んでいくということです。ですから、受験当日はその教科書一冊あれば安心感があると言います。もちろん自分だけのノートでもいいでしょう。お気に入りの参考書があればそれに決めてもいいかと思います。自分だったら今なら例えば英語なら「総合英語FOREST(最新版の書籍タイトルはEVERGREEN)」と決めて、これで足りない情報がもしみつかればこれにどんどん書き込んでいくようにするかなと思います。まあ、この一元化に関してはアンケートでは半数の人がやっていたという程度なので、人それぞれかもしれません。

記憶の定着、解法をマスターするための絶対的に重要なこととして、「同じ問題集を繰り返し解く」ことが本書でも挙げられています。これは東大合格者の声で繰り返し聞かれることです。東大合格者が使う定番の問題集を自分は「何周した」みたいな言い方をよく聞きます。

東大生のノートは必ず美しいとかいう本が売られていますが、本書のアンケートによれば、網羅的な「まとめノート」を作った人は少数派でした。そんな非効率なことをする必要はないのでしょう。自分が覚えるべきことをピンポイントでまとめたほうが効率的だと思います。出来上がったノートがきれいだと自己満足に浸れるでしょうが、非常に時間がかかるわりには意外と頭の中には入っていなかったりしますから。

文房具屋によくある「暗記カード」は東大合格者はあまり使っていなかったようです。

最近は受験参考書が漫画化されていますが、これに関しては東大生はあまり漫画に頼っていません。面白いけれども情報量が少なすぎるので、興味を持つためのきっかけ程度というのが正しい使い方のようです。源氏物語『あさきゆめみし』などは自分も読んだことがあります。少女漫画なので男である自分にはあまりピンと来ませんでした。

第5章 大学合格のための「生活力」

そうそう、受験地獄とか受験戦争といった言葉が新聞の上を踊っていた時代には、四当五落という言葉が有名でした。今時の受験生はこの言葉を知らないのではないでしょうか?毎日の睡眠時間を4時間にまで切り詰めて勉強したものは大学に合格でき、5時間以上眠ったものは大学に落ちるという格言です。まあ、真実からは程遠い格言だとは思いますが、まことしやかに言われたものです。意外というか意外でもないのかわかりませんが、東大合格者の睡眠時間は結構長いです。半数が6~7時間眠っていました。6時間以上の合計は、3分の2を占めます。5~6時間の睡眠時間だったという当該合格者は2割弱、6時間以下の人の割合は3分の1程度です。まあ睡眠を削って勉強して合格した人もいるようですが、大多数は常識的な睡眠時間をとっていたようです。

東大受験性は受験勉強一辺倒だったかというと全然そんなことがなくて、9割の東大合格者は趣味を持っていたのだそうです。気分転換にはいいのでしょう。

「受験は団体戦」という言葉があるんだそうですが、東大受験にこれが当てはまるのかというと、当てはまるようです。東大合格者の8割が、勉強を互いに教えあっていたのだそうです。人にものを教えることによって、自分があやふやだった部分がはっきりして、自分の理解が深まり定着するので、教える効果って高いんですよね。

石浦教授の出張講義

本書ではところどころに東大教授のコラムが挿入してありましたが、大学入試に対する東大の考え方が紹介されていたので、紹介しておきます。石浦先生によれば、大学の入試問題というのは、こういう学生に来てもらいたいという大学が高校生に宛てたメッセージなのだそうです。受験生の人には、このメッセージを汲み取ってもらいたいとのことです。メッセージの内容は、例えば、自分の頭で考える訓練をちゃんとしておいてくださいねとか、教科書に載っているいないに関わらずいろんなことに興味を持って生活してくださいね、といったことです。つまり、大学合格で燃え尽きてしまうのでなく、大学合格後、入学後に伸びてくれそうな学生であってほしいということです。

 

以上、『現役東大生たちが実践している合格のための勉強法』の内容を、試験を交えて紹介しました。まあ、当たり前のことを当たり前にこなした高校生が東京大学の入学試験を解いて合格してるのねということがわかったように思います。